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中3生『共通テスト』結果速報:高校別合否ライン予想

熊ゼミNEWS 2021.11.19


中学3年生『共通テスト』結果速報:高校別合否ライン予想


受験校決定のカギを握る『共通テスト』

11月1日、2日に実施された『共通テスト』。昨年から11月の1回のみの実施となった『共通テスト』ですが、春先の一斉休校の影響を受けて中学1・2年生の範囲からのみの出題となった昨年とは異なり、今年は中学3年生の学習内容を含む例年通りの出題範囲での実施となりました。ただし、新学習指導要領への移行や出題形式の変更等もあり、その結果に不安を感じている皆さんも少なくないと思います。これから12月中頃にかけて、各中学校で三者面談が行われ、受験校を決めることになるわけですが、今回の熊ゼミNEWSでは、この『共通テスト』の結果分析をもとに、これから受験校を決定する中学3年生の皆さんへ、できるだけ正確な情報をお伝えするとともに、入試本番に向けた心構えと準備しておきたいことについてお話ししたいと思います。

まずは、皆さんが一番気になる、今回の『共通テスト』の結果から見てみましょう。熊ゼミが集計した今回の平均点は以下の通りです。

熊ゼミの調べでは、熊本市内5教科合計の平均点は約116点で、昨年と比較すると、9点近く低い結果となりました。教科ごとに見ると、国語・社会でやや上がったものの、数学はやや下降し、理科・英語では平均が大きく下がるという結果になりました。特に英語では、熊本市内の中学校でも学校平均が10点台となるところが多く、自分の得点にショックを受けた人も多かったようです。その要因の一つとして、公立高校後期選抜試験の出題方針に沿い、リスニング問題の約半分で、問題の読み上げが1回のみとなったことが挙げられます。昨年まで、リスニング問題はすべて、問題読み上げが2回だったこともあり、動揺してしまったという人もいたようです。極端に難易度が上がったわけではないのですが、問題全体での語数が増えたこともあり、しっかりと「読み」「書き」「聞く」練習ができていなければ、失点につながりやすい出題が多かったようです。単語や文法の復習だけでなく、長文の読み取りや英作文など、より実戦に近い総合問題での練習がどれだけできているかが得点に影響したと言えます。次に平均が大きく下がった理科では、近年の傾向である両解問題が多かったことに加え、比較的に答えを選びやすい記号選択問題で、「あてはまるものをすべて選べ」といった出題が複数見られたこと、化学・物理分野で計算問題が多かったことがその理由として考えられます。熊本ゼミナールの推計では、熊本市内で5教科合計200点以上の得点者はおよそ270人前後で、昨年の約500名からすると半減とまではいかないまでも、大幅に少なくなったと考えられます。

昨年は、新型コロナウイルス感染症や一斉休校の影響を考慮し、『共通テスト』だけでなく、私立高校の入試や公立高校の後期選抜でも、出題範囲を大幅にカットする配慮がおこなわれました。しかし、来春の公立高校入試に関して言えば、特段の措置はなく、逆に追試験の日程を設けるため、これまでより2週間ほど後期選抜の日程が早まることが決まっています。また、新学習指導要領に移行しての初めての入試ということもあり、出題形式も含めて大きく変わる可能性も考えられなくもありません。見えないことをあれこれ心配するよりも、まず、今の自分が志望校に対してどのような位置にいるのか、そして、志望校の合格ラインに届くためには、何が課題でどんな勉強をすればそれが改善できるのか、この2つを整理してみましょう。中学3年生の皆さんは、これから受験校を決めるとともに入試に向けた本格的な追い込みに入るわけですが、今整理した2点について練習するメニューを決め、それを日々一つひとつこなしていく、そうした取り組みを始めておくことが、今いちばん大切なことだと思います。

 

受験校選びとこれからの勉強

早いところでは、11月の終わりから、みなさんの進路を決定するための三者面談が行われるわけですが、面談を前にして「第一志望校を受験するか、それとも変更するか」「併願する高校をどこにするか」など、悩んでいる人も多いと思います。特に公立高校の普通科(普通コース)が第一志望である場合、ほとんどの高校では前期選抜がなく、後期選抜1度きりのチャレンジで合否が決まってしまうため、慎重にならざるを得ないというのが正直なところだと思います。ここでもう一度整理しておきましす。

①志望校に対して、自分は今どのあたりの位置にいるのか。

②現状の位置は、これまでできる限りの勉強をしたうえでのものなのか。

③志望校に合格するために、これから入試までにどういった課題があり、どういった勉強が必要なのか。

④上記の③の勉強をやり遂げる自信があるか。

まず、①についての答えが「わからない」まま、受験校について悩んでいるのであれば、それは論外です。たとえば、みなさんが友だちと会う約束をしていて、歩いて待ち合わせ場所に向かっているとします。「約束の時間に間に合うかな?」と思ったときに、みなさんはまずどうしますか? 当然、まず時計を見るはずです。そして、今いる場所を考えたうえで、このペースで間に合うかどうかを考えるでしょう。このままでは時間ギリギリになりそうというときには、歩くペースを少し速くしたり、このままでは絶対に間に合わないというときには、走ったりバスに乗ったりするという方法だって考えられます。受験生のみなさんにとって、「志望校に合格すること」が先にあげた友だちとの約束だとすれば、約束の時間は入試の日にあたり、今からどうやって約束の場所まで行くのかが、「これからみなさんがすべき勉強」にあたるのです。①について、ここではみなさんが先日受験した『共通テスト』の点数で見ていきますが、あくまでも1回きりのテスト結果です。ちょっと失敗した、もうちょっと得点できたと、テスト結果に納得がいかないという人もいると思います。今後も受験できる模試などを利用して、常に現時点での自分の力を知っておくことが必要だと覚えておいてください。

 

高校別合否ライン予想

下の表が、今回の『共通テスト』結果をもとにした、各高校の合否ライン予想になります。

『共通テスト』での自分の得点と上記の点数との差が、先ほど述べた①の答えであり、それを縮めていくための勉強が③の答えになります。志望校との差が大きかったという人もいるかもしれません。ここで大切になるのは②の答えです。勉強はしているつもりでも、得意教科中心で苦手教科は避けがちで・・・という人は、もっとメリハリをつけた勉強が必要でしょう。苦手な教科は、毎日1時間ずつ時間をとってでも、苦手単元を1つずつつぶしていく・・・。そうした勉強を取り入れていくことで、もっと得点を伸ばせるかもしれません。また、中3学習内容で苦手なところがあるという人は、模試の結果をもとに同じように振り返ってみてください。これからの3か月ちょっと、毎日毎日、判を押したようにコツコツと練習を積んでいく・・・、地味に思えるかもしれませんが、この「継続」こそが合格への近道なのです。

 

さあ、いよいよ受験校の決定!

早いところでは11月末から始まる三者面談。正直に言うと、『共通テスト』の結果で受験校を決めることに納得いかず、受験校を決めるのには今一つ決心がつかないという人もいるでしょう。「簡単にあきらめず、決めた目標に向けて努力する」ということは、これからのみなさんの人生を考えても非常に大切です。先ほど述べた①から④のことを踏まえたうえで、第一志望となる受験校を決めなければなりません。しかし、同時に、これからは「併願校」選びも重要になります。公立高校を第一志望とする受験生が多い熊本では、多くの場合、併願校は私立高校ということになります。熊本市内の私立高校では、奨学・専願生の入試が、年明けの1月19日(水)に行われます。そのための出願期間が冬休み明けすぐから始まることを考えると、併願する私立高校は冬休み前に決めておくのが一般的です。併願校を絞り込む際のポイントとしては、「将来の進路(大学進学、就職など)」「通学手段・距離」「合格の可能性」、そして「通学にかかる費用」などがあげられます。将来、国公立大学への進学をめざしているのであれば、大学受験に強い学科やコースをもつ高校、私立大学を含めた進学を考えるのであれば、付属高校や指定校推薦を多くもつ高校が有利でしょう。また、卒業後の就職を考えるのであれば、資格や技術を習得できる学科・コースをもつ高校が候補となるでしょう。みなさんにとって高校は、社会に出ていくための「通過点」であり、「最終目標」ではありません。受験校選びで迷った時こそ、自分の将来を思い描きながら考えてみてはどうでしょうか。

「本当に行きたいのは私立高校だけど、私立はお金がかかるから・・・」と気にする人も少なくないと思います。このことについて、一つ知っておきたい情報があります。昨年度から、私立高校の就学支援金の制度が一部変更されています。変更前の制度は、保護者等の年間所得が910万円未満の世帯に対し、月額9,900円の授業料に対する就学支援金を給付するというものでした。これに加え、年間所得が590万円未満の世帯に対する修学支援金が、昨年度から月額33,000円に引き上げられたのです。現在、ほとんどの私立高校の授業料が33,000円前後であるため、先ほどの条件に該当する場合、授業料についてはほぼ無料ということになります。よく「公立高校は授業料がタダ」という声を聞きますが、これは公立高校の授業料が月額9,900円となっていることから言われるものです。実際には、教育振興費や生徒会費、PTA会費などの校納金が発生するため、月額10,000~15,000円程度の費用が必要で、これは私立高校も同様です。つまり、公立高校と私立高校でかかる費用が、年間所得が590万円未満の世帯においては、ほぼ変わらないということを意味します。また、この就学支援金制度の改定は、私立の単位制・通信制高校にも適用されています。つまり、受験生の皆さんにとっては選択肢が増えることになり、より将来の可能性は広がったと言えるでしょう。就学支援金制度の改定に伴い、奨学生試験合格者に対する奨学金制度を変更している私立高校も少なくないので、気になる学校があれば、調べてみると良いでしょう。

⇒私立高校授業料の実質無償化(文部科学省)

 

中3受験生のみなさんにとって、確かに共通テストは受験校を決める上で重要なテストです。しかし、受験する高校に合格するかどうかがここで決まったわけではありません。みなさん一人ひとりが受験する高校に合格できるかどうか・・・ それは、みなさんのこれから入試本番までの過ごし方で決まるのです。熊ゼミが共催する『県模試』を含め、12月や1月に実施される模試もあります。結果が良かったからと油断することなく、また、目標にちょっと届いていないからと言ってあきらめることなく、冬休みも含めたこの2か月あまり、まず自分でやれるだけのことを目いっぱいやってみてもいいと思います。最終的に決断するのは、受験するみなさん自身です。悔いのない選択ができるよう努力してみましょう。

 

※熊本ゼミナールでは、高校・中学受験や大学進学に関するご相談、ご質問にもていねいにお答えします。お近くの熊本ゼミナールまでお気軽にご相談ください。

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