お知らせ・新着情報

令和4年度熊本県公立高校入試

熊ゼミNEWS 2022.03.19


令和4年度熊本県公立高校入試


昨年より約2週間近く前倒しで実施された、令和4年度の熊本県公立高校後期選抜試験。3月7日にその合格発表が行われました。熊本県全体での競争倍率は0.84倍(前年0.80倍)でしたが、熊本市内に限って言えば、多くの公立高校が1.5倍を超える高い競争倍率となり、今年も「狭き門」となりました。今回の熊ゼミNEWSでは、今年の公立高校入試のデータをもとに、最近の熊本の高校入試の傾向についてお話ししたいと思います。(※「学力検査」を受ける公立高校入試では『受検』、「入学試験」を受ける私立高校では『受験』が正しい表記となります。)

近年、少子化による受験生の減少が続いていましたが、ここ2~3年は一時的な増加が見られます。ただし、あくまでも一時的なものなので、将来的に生徒数が減少していく傾向に変わりはありません。この生徒数の減少に伴い、熊本でも高校の統廃合や学科再編、学級数減などの取り組みが行われてきました。しかし、経済の熊本市への一極集中が進むように、高校受験においてもその流れは加速しているようです。

生徒数減少の流れを反映して、公立高校全体の定員は80名削減されています。『募集人員』が216名も減っているのが気になるかもしれませんが、これは、特に郡部の高校を中心に、前期選抜での合格内定者が増えたことが要因として考えられます。前期選抜は「前期特色選抜」とも言われ、普通科普通コースを除く学科・コースでのみ実施されます。菊池高校を例に挙げると、普通科と商業科の2学科を設置していた時代は、商業科のみで前期選抜が実施されていましたが、普通科を普通科未来探求コースと普通科地域探求コースに改編したことで、商業科とともに前期選抜を実施することが可能になりました。こうした郡部の高校を中心とした前期選抜募集枠の拡大が、後期選抜での募集人員が少なくなる原因となっています。ここまで話すと気づいた方も多いかもしれませんが、前期選抜での合格内定者が増えれば、後期選抜を受検する生徒は減るはずです。しかし、資料の『出願者数』『受検者数』を見ると、それぞれ200人以上増えています。これが今年の公立高校入試の大きな特徴です。しかし、これは県全体での話ですので、どこが増えているのかまでは見えません。後で詳しく話すとして、次の資料を見てみましょう。

熊本県内には21校の全日制私立高校がありますが、そのうち14校が熊本市内にあります。『専願』とは、合格した場合は必ず入学することを前提に受験する入試で、他の入試よりも合格しやすいのが特徴です。上の資料からわかるように、この2年で、熊本市内の私立高校進学を志望する受験生が300名近くも増えているのです。ひと昔前までは「私立高校は学費が高い」と言われていましたが、就学支援金制度の改訂により、家庭によっては公立高校に通うのと変わらない負担で済むようになったことも影響していると思われます。また、大学進学をめざす場合、系列大学を持つ付属高校であったり、指定校推薦を多く持っている私立高校などの方が進学しやすいという、大学進学上のメリットも要因の一つかもしれません。いずれにせよ、熊本市内の私立高校進学を考える受験生が増加傾向にあることは間違いなく、「同じ受験するのであれば、合格できる可能性が高くなる専願入試で…」との考えから、今後も私立高校の専願受験生は増えていくものと考えられます。では、話を公立校に戻しましょう。

普通科進学校、実業系を問わず、熊本市内の公立高校の競争率が高いことがお分かりいただけると思います。特に、熊本北高校は前年より76名、第二高校は89名、熊本工業に至っては前年より108名も出願者が増えています。先ほど、公立高校後期選抜の受検者が前年より200名以上増えて、受検倍率も0.80倍から0.84倍へと上がっているという資料を見ていただきましたが、実際には、熊本市内の高校に受検者が集中し、それが全体の倍率を引き上げているのです。以前からこの傾向は見られていたのですが、この2~3年で特に強まってきた感があります。今後もこの流れは続くものと考えられますので、今年受験生となる皆さんは特に、自分の進路について考え、志望校によっては早めに受験勉強に取りかかる必要があるでしょう。「とりあえず勉強しなさい」という考えもあるとは思いますが、目標があるのとないのでは、やるべきこともその密度も変わってきます。「目標」と「現在の自分の位置」をまずはっきりさせること、次に、「いつまで」に「どこまで」その差を詰めるかを考えて、日々の勉強の計画を立てること。この2つが受験勉強を効率的に進める基本です。4月から中学3年生となる皆さんは、ぜひ一度考えてみてください。

私たち熊ゼミも、熊本県内各所に校舎、教室があり、多くの生徒たちが通ってきてくれています。生徒たち一人ひとりが、顔も性格も違うように、目指したい進路も違えば、現時点での実力も抱えている課題も違います。そんな中で、私たちがすべきことは大きく2つあると考えます。一つは「進路を考えるために必要となる十分な情報、正確な情報を提供する」こと、もう一つは「生徒一人ひとりが決めた目標に対し、達成に必要となるアドバイスと十分なサポートをする」ことです。学習塾として生徒を預かる以上、生徒たちが望む志望校に合格させることが私たちに課せられた使命だと言えます。今年も、塾生の皆さんの頑張りで、高い合格率を残すことができました。しかし、受験生全員を志望校に合格させない限り、100%の成功というのはあり得ません。その100%に限りなく近づけるため、熊ゼミで働く私たち自身もレベルアップしていきます。今、自分たちにできることは何か、もっと改善できるところはないか、その答えを追い求めて。

 

 

お電話でのお問合せ TEL.096-360-6111 受付時間 10:00〜18:00
月曜〜土曜

トップに戻る